今高研究室 Imataka Lab/xR

獨協医科大学医学部小児科学

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2021.03.01

林野火災の原因は地球温暖化でなく人災である

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 2月21日、栃木県足利市で発生した山火事は本日で8日目を迎えた。自衛隊や消防隊の消火活動により、焼失面積106ヘクタールにおよぶ炎の勢いは消えつつある。

 この数年、オーストラリア、アマゾン、カリフォルニア等の大規模な森林火災のニュースを眼にするたび、森林火災の原因として地球温暖化を連想するがそれは正しくない。温暖化による自然発火を原因とする森林火災の頻度は実は少ない。大規模な森林火災が起こると、空気を浄化する作用のある広大な森林の面積が減少するために、地球温暖化現象が一気に加速してしまうことが問題なのである。

 日本国内でも林野火災のニュース報道が相次ぎ、火災発生件数が増えている印象を受ける。しかし国内の林野火災件数は1975年をピークに減少している。このデータが示すように林野火災の原因は焚火や火の不始末などによる人災であり、地球温暖化現象が原因なのではない。

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今高研究室は「医療を必要とする子どもの最善の利益」を実現する持続可能な社会(Sustainable Developmental Goals; SDGs)の構築を目指し、小児神経学と医療倫理哲学をベースとした療育の有り方について研究をしています。
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